私は二人に励まされて、少し元気が出た。 でも… 「それでは、最後のお別れです」 火葬場で釜に入れられそうになる黒崎さんを泣きながら私は止める。 「いや!!燃やさないで…っ」 「…っお嬢様」 斗基が私を抑える。 「っやだあ…!く、黒崎さ…」 係員の人は顔を伏せて、ゆっくり黒崎さんを釜の中に入れた。 私はその場で泣き叫ぶ。 今まで落ち着いてた分が、今一気に破裂したような感じだった。