俺様☆執事にご用心!




それから私は何もする気になれなかった。

当たり前だ。

部屋に篭る私に、お母さんもお父さんも斗基も、何も言わなかった。


お葬式もすぐに行われ、本当にたくさんの人が参列した。

中にはもちろん美紗と有紀菜を始め、黒崎さんを知ってるクラスメイトもいた。

「莉央…」

式の空き時間の時、美紗と有紀菜が私のところに来た。

「やっぱり、あの時の電話…」