俺様☆執事にご用心!


「ひっ…」

私は思わず手を退ける。

「…お嬢様。私達も最善を尽くしましたが……」

お医者さんが私の肩に手を置く。

「嘘…嘘嘘嘘!!!!こんなの私は信じない…っ」

そう言ってお医者さんの手を払うともう一度黒崎さんを揺する。

「黒崎さん!!黒崎さん、ねぇ…!お願い、返事…して……」

私はベッドの傍に膝をつく。

斗基は私の隣に立ち嗚咽していた。