美紗のリアクションに思わず私は吹き出す。

「ははっ、それ、本人に言ってやりなよ」

「ね、ねぇ莉央…。お手洗い借りても良いかな?」

「あんた飲み過ぎなんだって!ったく、場所分かる?」

私は呆れ顔で言う。

「一回来た事あるから多分大丈夫!」

「そう、じゃあいってらっしゃい」

「うん、借りるねっ」

有紀菜が出て行った後、私と美紗はやれやれという感じで顔を見合わせた。