…神様、どうか黒崎さんがこのまま私の傍を離れませんように……。

私は親とお医者さんに許可を出してもらい、今夜は病院に泊まる事にした。


「本当にいいんですか、お嬢様…」

「いいのいいの!明日休みだし」

「すみません…」

「もう!謝らないで?私が泊まりたいんだから!」

私はそう言って簡易ベッドの支度をする。

見るからに固そうなベッド。

…まあ、今日は我慢するしかないか。