「お待たせー!」

「あ!莉央っ。相変わらず広いお屋敷だねー」

そう言って部屋を見回すのは美紗。

「うんうん!紅茶もクッキーも美味しいし!」

さっきから食べてばっかりなのが有紀菜。


「この紅茶は黒崎さん特製なんだよ!」

「へぇっ、さすが黒崎さん!」

「本当素敵よねー。黒崎さん何歳だっけ?」

「えっと…確か今年32歳…くらいかな?」

「マジ?見えない!!20前半くらいに見えるよ」