「どう?って……」

…最悪なんだけど?

「全くこの子ったら照れちゃって…。あ、じゃあ莉央、樋浦君を部屋に案内してあげて」

「えーっ、何で私が…」

「文句言わないの!」

「…もう、分かったわよ」

私は渋々立ち上がると、樋浦斗基を新しい部屋に案内した。

って言っても、空き部屋は私の部屋の隣しかなく、必然的にそこが樋浦斗基の部屋になる。

「本当に信じられない…」