【1】甘々注意報!~危険なイケメン男子とキス☆~

淳史くんはそう言ってあたしが持っている小説を覗き込む。


「この小説ね?ここの場面で…」


あたしが淳史くんの方を向いた瞬間、あまりに顔が近くて小説を床に落としてしまった。


「淳史くん、近くない?」

「…萌絵」