「じゃあな」

「ま、待って…」


あたしの家に着いて、帰ろうとする蒼空くんを引き止めた。


「ん?」

「…ちゅー」

「なに?ねずみ?」


ねずみなんかじゃないよぉ…。

キス、してほしいだけだもん。