それに、こんなあたしのために、待っててくれたなんて。 …ホントにうれしい。 「じゃあ、文句言わずに入れよ」 「うん」 あたしは傘に入り、蒼空くんと腕がぶつかる…。 …意外に蒼空くんと近いから、ドキドキする。