「わざわざ、ありがとな。気になって来てくれたんだろ?」


あたしは小さくうなずいた。

だって、蒼空くんの悲しそうな顔が気になったんだもん。

結局、理由は分からないけど今は笑ってるからいいかなって…。


「…さんきゅ」


蒼空くんはあたしの頭を2回ポンポンってしてから、保健室を出た。