──時間が経ち、1時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った。


「萌絵、教室戻るか」

「あ、うん」


あたしが立ち上がって、歩き始めようとしたとき…、


「えっ!?」


蒼空くんに腕を引っ張られて、またベッドに座ってしまった。