でも…凌と別れるなんてありえない!! 絶対ムリムリ…! 10分くらいしたころに見覚えのある車が会社の前に止まった。 「凌!」 あたしはすぐに車に駆け付けた。 「葵衣菜、ちゃんと中で待ってたんだな」 そういって優しい笑顔で見つめながら頭を撫でてくれる。 久しぶりの凌であたしの心はすごく満たされた。 「よし、コンビニでも行ってなんか買うか!」 「うん!」 あたしもさっきコンビニ行こうかな、とか考えてたけど 凌も同じこと考えてたんだね。 なんか同じこと考える、って嬉しい…