うっかり閉め忘れたチャックからラッピングの袋が見える… そのとき… 葵衣菜と目が合った… その途端にずんずん近付いてきた。 「ちょっといい?」 「葵衣菜ちゃん…」 「凌、遠慮しないで受け取っていいよ? あたし、別に、何とも思わないから。」