現代戦国時代3

周りの騎馬隊同士の戦いが繰り広げられる中、政宗は先頭の男に向かった。

ダーンッ!!

銃声。

同時に政宗は馬の速度をあげ、一気に男に詰め寄る。

「くたばれ!!」

カキンッ!!

振り切った刃が固いなにかに阻まれる。

「いっ……!」

手の痺れに政宗は悶えた。

「いきなり凄まじい攻撃だな。私は地豹……貴様の名は?」

「伊達政宗。てめえを討つためにわざわざ来てやったよ」

「なるほど……独眼竜…」

地豹の体を守ったのは、地面から突き出た岩。

先ほどまではなかったことから、宝玉の力だと政宗は確信した。

「政宗様、たたみかけますよ!」

孫市の素早い連射。

「ほう!まだいたか!?」

地豹はニヤリとして、さらなる岩を出してかわした。

「がら空きだせ!!」

岩と岩の隙間から、政宗の突きが地豹を襲う。