カツン・・カツン・・
バタン!!!
ヒールが高いニーハイブーツを荒々しく音をさせながらアパートの階段を駆け上がって部屋に飛び込んだ。
靴を脱ぐこともせずに
「ウッ・・ヒック………」
玄関の扉の前で泣き崩れる
別に恋人だからって全てをさらけ出す必要はない
そんなの分かってる
でもクリスマスだよ
一年で一番綺麗な町並み
幸せなカップル、幸せな家族がケーキやディナーを囲んで暖かい気持ちで過ごす日
そんな日に過ごしてもらえないのは悲しすぎるよ・・・
5年間、アタシは三汰のなにを見ていたんだろう
5回のクリスマス、全部嘘だったのかな・・・
優しい笑顔も
繋いだ手の暖かさも
あの日くれた告白も
全部
全部
嘘だったのかな・・・・
「三汰ぁあ…………」
聞かなきゃ良かった・・・
三汰の顔が頭から離れない
どぅしてアタシは可愛くないんだろう
抱き着いてでも三汰が好きって泣いて伝えるべきだった
それなのにいつも身体と心が意地を張る


![禁断〜君と半分こ☆〜[短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.763/img/book/genre13.png)