星降る夜にサンタにKissを



初めてのクリスマス


三汰に会えなくて、寂しい気持ちのアタシは眠ることも出来ず夜中まで起きていた


何をするわけでもなくコタツに入り面白くもない深夜番組を見ては虚しく笑う


ふと時計を見ると深夜0時で、クリスマスが終わってしまった事に気付いた


「あ〜あ、、終わっちゃった・・」


溜め息と共に机の上のプレゼントが目に映る

今日中に渡したかったな…


そんな風に思いながらも、いつまでも起きてるわけにはいかず瞼も重くなってきたから眠ることにした


電気を消して、コタツも消して、冷え切った布団に身体を入れると


・・♪♪♪〜……


枕元の携帯が急に鳴り出した


「なに!!だれ!!」


驚いて携帯を開くと、三汰からで慌てて通話ボタンを押した


『もしもし、苺実!!』

「うん、どうした・・」

『今から迎えに行くから学校に行こう!!』

「え、、なんで!!」

『いいから支度だけして待ってて!!』


それだけ言って電話は切れた。
なに??意味がさっぱり・・

それでも三汰の家から家まで20分位なのに気付いて、急いで支度を始めた