「こんにちは~」




本を読み始めて数十分経っただろうか





我が部の部長、和泉鏡花が来た。





長身に眼鏡、肩までの短めの髪はストレート。






笑顔で挨拶をされたので、軽く会釈する






しばらくして、彼女から話かけられた






「夏目さん、クラスの方はいいの?」






「うん。特にすることもないし・・・。知ってるでしょ?私のクラス」






「ああ・・・そうだったね。あの人がいるもんね」







彼女は困ったように笑ってそう言った