ふと、中川さんの顔が浮かんでくる。 赤い顔…やっぱり可愛いよな。 ……って、あれ。 「……なんでだ…?」 なんで、無意識のうちに 中川さんのことを考えてるんだろう…? 中川さんの赤い顔を 思い出してるんだろう……? 「……?」 色々と考えても、答えは出てこない。 数学や科学と違って、スッキリしない。 どうやら、難題にぶつかったようだ。 ………まぁ、いいか。 とりあえず今は、図書室に行かなくては。 中川さんが待ってるであろう、図書室へ…… .