図書室でキミと~秘密事は図書室で~



さっきと変わらず、少し離れた場所で作業する中川さん。


すると、先生がまたひっそりと話し始めた。



「神崎くん、お願いがあるのよ。」

「はい。何ですか?」



会長 から 神崎くん に変わったのは、内容が真剣なものになったということを表していた。




「彼女…中川さんを支えてあげて。」

「………え」



それって……





「あの……」

「足を挫いているから、階段とかも大変だろうし。
転ばないようにね。」



………ぁ、なんだ。

そういうことか…


俺は何を勘違いして…




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