あずさはゾクゾクとして腰を抜かした



「あずさちゃん?!」




蓮華たちは窓際から離れた




里依子が手を差し出す




「大丈夫………?」



あずさは無理に笑って、自分から立ち上がった




「大丈夫だよ。あたしさ……
このままじゃ濡れて気持ち悪いし
先生に言って着替えてくるね………」



「うん……」




あずさはそう言って歩き出した






あずさは痛む胸を抑え
溢れ出しそうな涙を抑え
職員室に向かった