数年後




大輔は通っている大学の門をくぐった




すると女の子が
大輔の名前を呼びながら走ってきた




「大輔―――――ッッ!待って!!!」





大輔はフッと振り向く




「あっ、あずさ」




「お待たせ!!!」



その女の子はあずさだった




あずさは走ってきて
大輔の腕に抱き付いた





「これからどこに行く?!」




「うーん…………そうだなぁ…………」









ふたりは指を絡めて手を繋いだ








fin.