「はぁ…3年生」
「えぇ!あたしと一緒だっ」
「何組?」
「5組」
「俺、1組。
人数も多いから覚えれる
わけないだろっ」
「そっか〜」
そう言って森夏希は立ち上がる。
「あっあたしのことは、
夏希って呼んで!
なっちゃんでもいいけどっ」
「夏希にしとく」
「ハハッ
じゃあ。また会えたらいいねっ
ばいばいっ」
そう言って、屋上から出
ていった。
あいつがいなくなった
屋上は嵐が去ったような
静けさだった。
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