「あなたは?」

「俺は、加野龍也」

じっと俺の顔を見てくる。

ニコッ
「知らないっ」


なんだこいつ!
本当に意味わかんねー


「とりあえず、ここは
あたしの場所だからっ」

「は?」

「どいてどいて」


そう言って俺を横にずらす

「あ〜きもち〜っ」

隣で寝転がる


「なんか生きてるって
感じがするよねっ」

「あっあぁ…」



不思議な感じがする。
こいつの隣にいると
安心するんだ、落ち着
くんだ。