チラリと窓の下を見れば、 まだアイツは辛抱強くそこにいた。 「もーチャイム鳴るよーっ!」 ずっとそこにいられるのも気まずいし 私のせいで遅刻にしちゃったら可哀想。 観念して大声を張れば、 彼はキラキラと目を輝かせて笑った。 「先輩やっと出てきてくれた!」 告野有弥(ツゲノ アリヤ)。 色素の薄い髪と、大きな目が まるでハーフのような綺麗な男の子。 「おはよ、紗枝先輩っ!」 「あーもー!おはよ!」 …ちなみに今高校1年生。 私の1つ年下。