「優一君。
頑張ってるね。」


私は、話し終えた優一君に
声を掛けた。


「あ、えっと…事務の」


「柚、佐藤柚。よろしくね」


「あ、すいません。柚さん
こちらこそ
よろしくお願いします。」


礼儀正しくお辞儀をする彼。


「そんな
かしこまらなくていいよ。
歳も近いんだし、
気軽るに仲良くしましょう。」

「はい!」


満面の笑みで笑う彼…



あぁ
何だろうこの感じ…
胸の辺りがチクチクする…