私達は、
恵美や、一緒に待っててくれた朔也の友達と
裏門で別れて、並んで歩いた。

「緊張するね!」


「もぉ~何か話してよ。」


何て、
たわいもない会話をしながら
歩いた帰り道。



今でも覚えてる。
歩幅が狭くて歩くのが
遅かった私に
貴方が、頑張って
歩幅を合わせてくれた事。