ベットに乗せられ、広い病院内を産婦人科の分娩室へと搬送される政子。
「大丈夫か!?しっかりしろ!!」
と義昭が必死に声をかけている。
「ギャア――!!ギャアーー!!」
と悶えている政子。
分娩室の前で待っていた産婦人科の医師を義昭は見つけるなり駆けつけると、
「コノヤローー!!」と言って拳でバシッと顔を殴りつけた。
「ウギャ」
と床に倒れこんでしまう医師。
「あとは、政子をお願いします!」
と渋々義昭は言うと、分娩室の外で待つ事となった。
政子の妊娠により周りに散々もて弄ばれ、遂に殴られてしまった医師。
どうにも腑に落ちない様子だったが、
「は、はい……。」
と力無く答えた。
分娩室
政子の人工妊娠中絶が始まった。
「こりゃあ胎児が12週を超えている……。摘出しないと!!
ラミナリアを子宮口に塗って子宮頚部を拡張させ、陣痛誘発剤を使おう!!
いますぐ準備を!!」とテキパキと指示をだす医師。
数人の看護師が配置されている。
意識が朦朧(モウロウ)とするなかで、政子はただひたすら
「望美…ごめんね…。望美…。」
と呟いていた。
「大丈夫か!?しっかりしろ!!」
と義昭が必死に声をかけている。
「ギャア――!!ギャアーー!!」
と悶えている政子。
分娩室の前で待っていた産婦人科の医師を義昭は見つけるなり駆けつけると、
「コノヤローー!!」と言って拳でバシッと顔を殴りつけた。
「ウギャ」
と床に倒れこんでしまう医師。
「あとは、政子をお願いします!」
と渋々義昭は言うと、分娩室の外で待つ事となった。
政子の妊娠により周りに散々もて弄ばれ、遂に殴られてしまった医師。
どうにも腑に落ちない様子だったが、
「は、はい……。」
と力無く答えた。
分娩室
政子の人工妊娠中絶が始まった。
「こりゃあ胎児が12週を超えている……。摘出しないと!!
ラミナリアを子宮口に塗って子宮頚部を拡張させ、陣痛誘発剤を使おう!!
いますぐ準備を!!」とテキパキと指示をだす医師。
数人の看護師が配置されている。
意識が朦朧(モウロウ)とするなかで、政子はただひたすら
「望美…ごめんね…。望美…。」
と呟いていた。
