***

「!」

バッと目開ける。
周りを見渡すと、自分の部屋。

そうだ、もう朝じゃん……

何かホッとしたような……残念のような。
あぁー……亮平……じゃなくって亮平君だよ……
夢だったんだなぁ……
あの言葉が頭から離れない!!

『あ、と!“君”付けいらねーから?』

ああああッッカッコイイ!

ちなみに実は私一途です★

「アレ?」

ベッドの近くにある携帯を開くと、メールが6件入っていた。
誰かな……


「……ハァ」

もうため息しか出ない。

全部。
ぜーんぶ。
章汰から。

呆れた……しつこすぎてもう怒れない。
まぁ見なくちゃね。

1件目。
“ごめんな!亜実の気持ちを理解してやれなくて”

2件目。
“おーい亜実??お風呂?早く返事してぇ”

3件目。
“まぁ、伝言ってことで♪亜実ー!愛してる♪”

4件目。
“てか、もう11時だし、さすがに風呂上がってるだろ?”

5件目。
“携帯鳴ってるの、きづかねーの??まぁぃぃや。亜実、今日のへキ○○○面白かったな”


……ウザイ。
もうやめてよ……
愛してないから!バカバカバーカ!ってカンジ。

呆れてもぅ6件目も見る気がしないけど……

“俺、嫌われたのか?





だけどさぁ……付き合うことになってるんだし、俺に尽くせよ。
何様なんだよお前。
俺の事愛せよ。愛せよ愛せよ愛せよ!!!
明日から迎えに行くから。”