お待たせ。

いえ。

熱いから、冷ましてからな…

潤は、お粥を一口取り、冷ましてから言葉の口へ運ぶ。

うん、美味しいです。

よかった…

え?

あ!いや、なんでもない。
さすが中村さんだよな。

はい。とっても美味しいです。

言葉さ。

何ですか?

もしだけど…もしな!
俺達が、本当の兄妹じゃなかったらどうする?

本当の兄妹じゃなかったらですか?
お兄ちゃんと結婚したいです!

!?
そっか。ありがとう。

お兄ちゃんは、もし兄妹じゃなかったらどうするんですか?

俺か?
(真実を知ってるといえ、言葉と同じく結婚したいなんて言える訳ねえよな…俺、言葉の事…もしかしたら好きかもしれないから…)

内緒。いずれ教えるよ。
だって、俺達は兄妹なんだからさ。

なんかずるいです…

ほら、そんな事より早く食べないと冷めるぞ?

お兄ちゃんがこの話しをしたんですよ笑

そうだったな。

二人共笑う。