ガサガサ…
しゅる~
パカ!

こっこれは!?

ネックレスとかなら
形に残るし、気持ちが込めやすいからネックレスにした。
その宝石は、言葉の誕生石にしたんだ。
ちょうど最後の一個だったからあぶなかったけどな。
俺も開けて良いか?

はい!

ガサガサ…

え?これ…

私とお兄ちゃんのプレゼント、誕生石が違うだけで同じ物ですね!

だな。
(実は、言葉がこれを買ったのを知ってるとは言えない…)

付けてやるよ。

え?

ほら、動くなよ?

うん。ピッタリだし
超似合ってるぞ。

本当ですか?ありがとうございます!

お兄ちゃんも、私が付けてあげます。
ちょっとしゃがんでください…

あ、あぁ。

お兄ちゃんもよく似合ってます!
お揃いです!

そうだな。

お兄ちゃん…

なんだ?

私、お兄ちゃんを好きになって本当によかったです。

俺も。俺も言葉を好きなってよかった。

言葉は、突然脱ぐ。

おい、言葉どうし…

言葉は、潤の口を抑えるようにキスする。

お兄ちゃんを愛してます…
だから、お兄ちゃんも私を愛してください…

言葉…
良いのか?

はい。

二人はベッドに倒れこみ、
お互いの愛を一晩中確かめ合った。