それは…

潤様、ここからは私が。

中村さん!?

武蔵様。大変申し訳ないのですが、潤様にその事を話したのは私です。
私のした事は笑って済まされる事ではないと理解しています。
もちろん、解雇の覚悟も出来ています。

しかしだな…

まあまあ、貴方。
良いじゃないですの?

時枝…

潤が自分で選んだんですよ?

だが…それでは奥山殿に合わせる顔がない…

潤ちゃん、言葉ちゃん。
貴方達は、本当に二人でやって行く覚悟は出来ているのね?

あぁ。いや、もちろんです。

はい。覚悟しています。

貴方、あの子達の目を見てあげて。
どれだけ本気かが伝わってくるわ。



奥山さんには、私からも頭を下げますから…

…うぬぅ、仕方ないな。
潤よ。するからには
言葉を一生幸せにする覚悟は出来ているんだな?

はい。もちろんです。

言葉よ。
潤の妹ではなく、妻として
潤と共に一生を歩む覚悟は出来ているのか?

はい。お兄ちゃん…潤殿なら
一生付いて行きます。

よろしい。
潤よ。言葉を悲しませるような事があれば容赦しないぞ…?

はい。絶対に幸せにしてみせます。