そんなこんなで、一週間を過ごしてたら、
あっという間にこの日が来てしまった。
「今日じゃん…」
お泊りの日…。
夕方に速水さんが迎えに来てくれるみたい。
そういえば私、
速水さんの家知らないもんね。
どんな家なんだろう?
なんて、思ってたりするけど、
心臓バクバク。
今にも臓器全てが口から出ちゃいそう。
「ゆゆー!今日お泊りなんでしょー?!早く用意しちゃいなさいよー!」
下からお母さんの大きな声が聞こえた。
お母さんには、彼氏の家に泊まるって言ったんだ。
そしたら、お母さん、
鼻息荒くして、
『今度ウチに連れて来なさい!』って…。
テンション上がりすぎだよ…。