どうやら、速水さんは誰かと待ち合わせをしているようだ。
腕時計を気にしながら、周りをきょろきょろと見回している。
「ゆゆっ、もしかしてあのスーツ着たイケメン?!」
四季ちゃんは、また楽しそうにしている。
「うん、そう…」
「えー?!超イケメン!ゆゆ、すごいの捕まえたね!」
四季ちゃんはなぜか感心している。
私は速水さんを、ずっとぼーっと見ているだけだった。
すると、待っていた人が来たのか、速水さんは手を挙げた。
速水さんの元へやってきた人は……
「え、何あのすっごい美人!」
ものすごくキレイな、
大人の女性でした。