「四季ちゃーん、これ100円マックじゃないじゃん!」
私は、席に着くと同時に文句を言う。
四季ちゃんが注文したのは、
100円マックなんかでなく、
マックフ○ーリーだったのです。
300円もするじゃん!
「まぁまぁ、かたいこと言わないの。」
言うわ!
ただでさえお金ないのにぃ~。
四季ちゃんは目の前でおいしそうに食べている。
私はヤケクソ状態で、チーズバーガーにかぶりついた。
ふと窓から外を見ると、
そこには私の愛しき人が……
「速水さん……」
私は、無意識のうちにボソッと呟いた。
四季ちゃんはそれを聞き逃さなかった。
「えっ何?彼氏サン?!嘘っ、見たい見たい!」
四季ちゃんは乗り出して窓を覗きこむ。