年上王子様

店を出てマックに向かう私達。
四季ちゃんはしっかりと約束を覚えていた。
「いやー、いい買い物したね♪」
よくありません。
私の財布が泣いています。
ついでに私も泣いています。(心の中で)
「まぁまぁ、そんな泣きそうな顔しない!その下着で王子様とイチャイチャすればいいんだから!」
っていうか、大体そんなことするって決まってないし。
もっと先だったら、今日の買い物
あんまり意味なくない?!
「はい、マック入るよー」
四季ちゃんはすごく楽しそうにマックに入った。
なぜこんなにテンションが高いんだ。
ついていけません…。
「私もう頼んだから、あとよろしく。席取っとくから!」
早っ!
私は、どうしよう…。
ここは節約するべきなのか…。
でもお腹空いたし……うーん
食べよう!
「コーラのSとチーズバーガーで。」
「お会計500円になります。」
はっ?!
四季ちゃん、遠慮ねー!
そして私は、しぶしぶ500円を払った。
また財布が泣いてる…。