年上王子様

「Bカップです…」
私は、少し俯き加減で言った。
すると、四季ちゃんの目が一瞬光った気がした。
「ほんとに?嘘じゃない?」
ひぃぃぃぃ!
四季ちゃんの目がコワいぃぃ!
「すいません嘘ですほんとはAカップですごめんなさい見栄張りました。」
私は頭を下げて、一定の音程で言った。
バレちゃうなんて…
四季ちゃん、侮れないね…。
「ふーん。私に嘘ついてたんだ~。」
なんかコワーイ…。
何言われるんだろ…。
私は内心ビクビクしていた。
「よし、コロッケパ…」
「それだけはご勘弁を!」
やっぱりコロッケパンだったー!
あれは、無理!
死にます…。
大変です…。
「もーう、しょうがないなぁ。じゃあ100円マックでいいよ。」
四季ちゃんはちょっと頬を膨らませて言った。
ふー、助かったぁ。
100円マックなんてお安いご用ですよ♪