「え、何?誰に?夢オチとかじゃないよね?」
四季ちゃんは不安げに聞いてくる。
夢オチなんかじゃないやい。
「ちゃんと現実だよ!私、そこまでイタイ奴じゃないよっ」
私は、頬を膨らませて言った。
失礼な!
「じゃあ、誰に告白されたの?」
「速水さん……」
「えっ?!あの、言ってた王子様?!」
「ちょっ、声大きいよ!」
私は、慌てて四季ちゃんの口を押さえた。
クラスのみんなは不審な目で私達を見てくる。
私は、ははは…と苦笑いした。
「ごめんごめん。ってか、アンタら展開早いね。」
作者の勝手な展開ですので。
私だって、この展開にビックリしてるよ!
「んで、返事は?」
「まだ、してない…」
「はぁぁぁぁ?!!」