私は、おとなしく助手席に乗り、
車は発進した。
なんか、罪悪感あるなぁ…。
そして、さっきから思ってたこと!
この車、すっごい高そう!
なんだっけ?
BMW?だっけ?
なんか、とりあえず高級車、だよね?
速水さんって何者?
「あの、速水さんって何のお仕事してるんですか?」
あっ…横顔もカッコいい…。
なんつって。てへっ♪
いや、でも嘘じゃないです!
ホントにカッコいいです!
「俺?普通にリーマンだけど。」
「嘘ー?!フツーにリーマンしててこんな車買えるんですか?」
すると、速水さんは照れたように頭を掻いた。
「俺さ、大人になったらBMWに乗るの、夢だったんだ。」
夢?
じゃあ、夢叶ったんだ!
「だから、ローンで買っちゃったわけ。一括で買えたらカッコよかったんだけどさ。さすがに、24でそれはキツイなーって。」
なるほど。
ローンかー…。
大変そうだな…。
いくらぐらいするんだろう?
そして24歳なんだ…。
また一つ、情報ゲット♪