私は、昨日あったことを
四季ちゃんに話すために、
急いで学校に向かった。
教室に入ると、ケータイをいじっている四季ちゃんが目に入った。
また彼氏か…。
でも、今日はそんなことお構いナシ!
今日は私の話の方が
大事なんだよ!(自己中…)
四季ちゃんの彼氏さん、ごめんねっ!
「四季ちゃーん、聞いて聞いて!」
私は、走って四季ちゃんのもとへ行った。
すると、四季ちゃんはケータイをパタンと閉じ、
「まずは落ち着きなさい。」
と、私をなだめた。
でもっ!
これが落ち着いていられるか!
「何?また『ちび』って言われたの?」
違うわい。
失礼な!
「王子様が現れたの!」
私は、目をキラキラさせて言った。