年上王子様

へ?
あ、姉貴?
って、お姉さん?
「どうも、ゆゆちゃん。漣の姉の凛子でーす。漣がお世話になってます♪」
お姉さんは笑顔で挨拶してるけど、
私は瞬きも忘れて固まったまま。
「ゆゆ、しっかりしろー。」
目の前で手をかざされハッとした。
「え、あの、お姉さんですか…。えっと、立川ゆゆです…」
私は深々とお辞儀した。
ってか、私!
許さんぞ!とか思ってたよね?!
なんつー失礼なことを……(泣)
「知ってるわよー。高校2年生なのよね?」
「はい、そうです。」
「漣から色々聞いてるわよー。トリップが趣味とか。」
えっ?!
私は隣にいた速水さんをバッと見た。
何言ってるんですかー?!
「姉貴、喋りすぎ。」