そんな朝の日は楽しい..
そんな決まり事を勝手に作って、
毎日を満喫しようとしてる自分。

だけど、ひとつだけ...
目を伏せて考えないこと。
目を向けずに、
下を向いたまま見ないこと..。



..遼真のスキな人..



知ってる。
ウワサで流れてきた。
信じないって..
ただの噂だって..

想ってた・・いや・・
想いたかった..

そんなコトとはうらはらに
素直に自分の安全を
確認したい自分がいて..
口が勝手に動いちゃったんだ..


「遼真、亜樹のコト....スキ?」

【亜樹】(田代亜樹)私の親友..
一年生の時、一番仲良くしてくれた子。

そんな質問を給食の最中に問われ、
遼真は牛乳を吹き出しそうになる。

「なっ・・///べっべつに田代は・・」

ちょっと戸惑って、焦ってる。
これはどうやって捉えればいいのかな..?

「ハハハッ・・。そうだよね♪ゴメンね、急に。」

ウソでも笑って、悔しい涙を隠す...

「ハイ、これで拭きなっ!」

私が渡した自分のタオル。
何気ない気持ちで遼真は受け取っている..?
私には、不安とか照れとかいっぱいあるのに。

ホント・・・


.......鈍感.....


私は遼真が好き。
でも遼真は亜樹が好き。

キミの瞳に映っているのが
たとえ私じゃなくても...
「大好き」って....
胸を張って言える自信はあるよ。

キミを好きな気持ちは
誰にも負けてない。
確信できる、本当の事実。

ひとつ伏せたモノに
一歩でも近づいて手を伸ばそうとする..

....努力の証...