一瞬恋かと思ったけれどどうしても妹にしか見えないのは、いつの間にか麻耶には親心がついてしまった。 「さぁて帰ろ〜」 そう言ってすぐ隣のドアへ向かう。 「お前は何しに来たんだよ」 「ユキの顔見に来ただけだよぉ〜」 変わらずごまかすように笑顔で答える。 「………………」 「ハロウィンパーティーやろー!!友達呼んで!」 どうして… なんで… 「…………なんで俺がいいの?」