午前11時30分。
私は某駅前の某ファーストフード店で
Sサイズのオレンジジュースを飲みながら
ある受信メールを眺めていた。


―――――――――――――
from ××
―――――――――――――

ごめん
別れよう

―――――――――――――




昨日の深夜送られてきたメールだ。

私はどうしてもこのメールの返信を出来ないでいた。


私の彼氏はハッキリ言って不細工。
勉強もそんなにできる訳でもなく、運動神経もいい方ではなかった。

けれど、友達だけは大切にする人で彼もみんなからとても慕われていた。


私はそんな所にうっかり惚れちゃったわけで。

告白も私からした。



一週間後にOKの返事がきた。
よろしくお願いします、と。