「ここにさ、俺のって言う証」
そう言って葵衣さんは後ろからあたしの左手をとって口元に持って行った
「っ…」
ちぅっとその指に吸いついてきた
「今度の休みに一緒に買いに行こうな?」
「うん…」
「よし」
にんまりと笑うと葵衣さんは、あたしの頭を引き寄せて頭にキスを落としていった
もう…朝から激しいよ…
でも…
すごく嬉しい
「じゃ、早く朝ご飯食べよう」
あたしはこくっと頷いた
葵衣さんは冷蔵庫から牛乳を取り出して2つのマグカップに注いで電子レンジにセットした
あたしはトーストを焼きながらこっそり左手の指を見たら
そこは少し赤くなっていた