「ちょっと調子にのっただけじゃん」


ぶう、とほっぺを膨らませた葵衣さんのほっぺは少し赤くなってた


それはあたしが叩いたからで


「だって…首赤くなってる…もん」

「だから、俺のものだって言う証」

「あ、証…」


でもちょうどシャツで隠れないくらいの位置につけるんだもん…

ファンデーションで隠れるかな?


キッチンでコーヒーを淹れながら証のついたあたりをさすった


「だって…ここにはまだ何もないだろ?」


気がつけばソファーにいたはずの葵衣さんの腕が腰のあたしに回っていた