な、なんてこと!
あたしは慌てて真美ちゃんの口を手でふさいだ
だって教室の中で堂々と「葵衣」なんて言ったら…どうなるか
「むぐむぐ…」
口を手で塞がれながら少しの抵抗か、真美ちゃんはもごもごと口を動かしている
あたしは、クラスメートの「どうしたの、あの二人」視線を浴びながら顔が熱くなっていた
「おら、席着け~」
そこにタイミング良く担任の先生が教室に入ってきて、救われた気分で真美ちゃんの口から手を離して、きちんと席に座った
はぁ…良かった…あの視線には耐えられません
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…