『コレ、』 そう言ってキューさんが取り出したのは、紙切れ。 写真だ。 エーさんよりビーさんよりシーさんより―――…美人な人が写っている。 ああ、僕は愚かかもしれない。 今、罠に嵌まった。 まんまと計算に乗せられていたのは僕―――… クラスの男子と同レベルの僕―― 地味なはずのキューさんが妖艶に微笑んだ。