そしてみんなで美樹姫にプレゼントを献上した。


「姫、お受け取り下さい。」

と冗談で膝まづいて言う大輝。


「大輝何それ〜!」


と笑いながらやりとりする美樹は本当に可愛い。


私が男だったら惚れてしまいそうだ。


プレゼントも渡し終え、そろそろ買ってきたバースデーケーキを出そうと箱を開けた。


(あれ…?)


「どうしたの麻梨亜ちゃん?」


私がケーキの箱を見ながら固まっていると、海君が声をかけてくれた。


「ない……。」


「ない?えっ何が?」


「ケーキ屋さんローソク入れ忘れたみたい。」


「すぐ近くにコンビニあるから買ってこようか?」


「いいよいいよ、私行くから!」


「クスッ、じゃぁ〜二人で行こうか。」