*オレンジ色の空*

さすがお嬢様。


体育祭とは無縁な、

お菓子作りやら、料理作り。

あげくのはてには、部屋の掃除とかまでしていた。




ついでに、お嬢様にそんなことできるはずないから、

私が常に一位をとっていた。


・・・お菓子作りは、桜が一位だったけど。



ご飯は、けっこう自信のあるものを出した。



男子のほうはSが全勝したらしい。なのに汗ひとつかいていない。


女の子の黄色い声がなりやまない。

ついでに、そこの香水のにおいがすごい女の子!!!


手に洗濯の粉がびっちりついてるよ!!




ついでに、私には敵意丸出しの視線。



一位ばっかとってたもんなぁ・・・。




「椎っ、どうだった?」



龍が1とかかれた旗を持って走ってくる。


「洗濯とかだった」



「得意なものだね」



「・・・ふんだ」



「拗ねるな、すねるな」



どーせそんくらいしかできませんよーだ。